1968 年から元詰を始めたドメーヌ・ジャン=ルイ・ライヤールは、栽培面積僅か3 ヘクタール弱、総生産量5 千本前後という、他のヴォーヌ・ロマネのドメーヌに比べて極めて小規模なドメーヌです。
現当主のジャン=ルイ・ライヤールは、ロマネ・コンティで働いていた両親から1989 年にドメーヌを継承しました。DRC と極めて深い繋がりを持つライヤールは、DRC の瓶詰めに立ち会って試飲をする権利も持っています。DRC やルロワを筆頭に、プリウレ・ロック、ビゾなどが実践する、ブルゴーニュでは古典的な全房発酵の手法をライヤールは設立当初から取入れています。
平均樹齢60年の僅か0.45ヘクタールの区画から生まれるキュヴェ。果梗を100%残したまま高温(33℃)で発酵させ、アリエ産のバリック(新樽比率60%)で澱引きをせず14ヶ月熟成させたキュヴェは、まるでDRCが造るニュイ・サン・ジョルジュと呼べるような驚異的なポテンシャルを秘めています。
イチゴや赤スグリを思わせる香り。フレッシュで心地良い口当たり、ビロードのようなタンニン。長い余韻が感じられます。
ブドウ品種:ピノノワール