お試し太郎 3 今回のバージョンからスイッチが改良され、金属片などで誤点灯しなくなったようです。M2R Proで誤点灯を引き起こす金属片でテストしてみたところ、確かに誤点灯はしませんでした。(他の金属片は試していないため参考程度でお願いします)デザインについては正直Warrior X PROの方が角ばっていて格好がいい印象でしたが、手に持ってみると意外と悪くありません笑付属のホルスターは出し入れが渋いですが形ができているためしっかり保持してくれます。タクティカルリングは樹脂製と勘違いしていましたが、ガッチムチのステンレス製でした。落とす心配は無くなりますがかなりごつく邪魔になるので私は丸いタイプのノーマルリングを使用しています。タクティカルリングは外に持っていくのは限りなくアウトに近いと思います。所謂メリケンサックの様な分類になるかと。丸いリングの方はグリップ感を比較的違和感なく改善し、かなり持ちやすくなります。防水性能はテストがてら一緒に入浴しましたが問題なしです。中心光はくっきりしていてみやすいですが、Warrior X Pro と比べ少し太くなったようで他のスムースリフレクターと大して変わりません。ただ、ルーメン数の差で飛距離は上がったようですが…ランタイムが悪くなってしまいました。全体的な配光は綺麗ではない、かなといった印象です。周辺光にストライクベゼルが映り込みます。この様な凹凸があるストライクベゼルは日本で持ち歩くには警察が怖くなる代物です。更にガラスクラッシャーとしてジルコニウムビーズまで入ってしまい私としては普段持ち歩くことができません。なので、M2R PROの様に凹凸のかなり少ない交換ベゼルがあれば気兼ねなく持ち歩く事が出来るのですが・・なかなか難しいですね。今回改良されたスイッチですが、相変わらず個体により点灯までのストロークにムラがある気がします。自分の個体はlow点灯からHigh点灯までの遊びが0です。つまりLow点灯の時点ですでにHighのスイッチに触れているのを感じてる状態です。ほんの少し力が入ればHighになります。この場合の個体はとても押しにくく、LowとHighの境目がわからず「Lowを点灯させたいのにHigh」「Lowから消灯させたいのにHigh」といったような挙動になることが多いです。遊びを少なくするなど改良の余地があり、いかに安定した操作性、品質でスイッチを作れるかが一つの課題だと思います。充電時間は5.5時間と今までの充電時間から30分伸びています。しかし、自分の環境ではランタイム検証後の充電が4時間程度で終わりました。そして、ライタイムについて。残念ながら何度検証してもランタイムが公称値に届きません。Highスタートで合計2時間25分程度点灯できるということですが、2つの電池で3回試し、どちらの電池も1時間半で限界を迎え消灯します。Lowのランタイムも1回確認してみましたが、Lowでさえ6時間半と1時間半もランタイムが足りていませんでした。落下、防水、明るさ等基本性能は間違い無いのですが、ただでさえ短いと思っていたランタイムが、それを遥かに下回る短さでとても残念に思います。さすがに21700使って1時間半は短すぎに思ってしまいます。複数モードがあるのであれば使わなければ良いのですが何しろ2モードなので・・。最近のOlightは『明るさを上げる=性能アップ』と思ってしまっていて、どのライトも明るい事を売りにしていますが実態は、「最初の数分しか使えない」「温度管理では無いため高温になりやすい」「30%程度電池が減るだけで最高照度は使用不可」「上記のようにランタイムを犠牲にしている」と残念な方向に向かっている気がしてしょうがないです。Olightの販売方針的に必然的な流れとも思えますが…。